ぺちSS板
ビアンカーさん(F/M、DQX)
【ビアンカーさん】





 ガランガランとゆれる馬車の中で、夕焼けの光を感じながら私は物思いにふけていた。
 私は、ビアンカ。
 つい最近、昔一緒に冒険した弟分と久しぶりに出会って旅をして―――――なんやかんやで結婚式して、その弟分…ううん、今は私の大切な旦那さま。
 旦那のリュカと共に旅をしてるわ。
 …ホントに今思い返すと『なんやかんやで結婚』よね。旅の目的のために、フローラさんと結婚しなきゃいけないことになったらしくて…それを手伝って、すごくさびしかったけど涙をぐっとこらえて家に帰ろうとしたら、ルドマンさんが『ではビアンカさんかフローラ、どちらかを選ぶのだ!』なんて。
 今考えたら、トンデモないわよね、コレ。
 まぁ、でも。
 フローラさんには悪いことした気はするけど、リュカと一緒になれたから…すごく感謝してるのよ。
 でも、大人になったリュカに会った時には、す〜〜〜…っごくビックリしたんだからっ! だってだって、私よりも背がちっちゃくて、とてとて歩いて私の後ろをおっかなびっくりついてきてた弟分(※あくまでビアンカの幼少時代の記憶です)だったのに…。こーんなに大きくなっちゃって、頼りがいのある男になってるんだもの。子どもの時のリュカは『かわいい』が強すぎたけれど…今のリュカは、もちろんかわいいのもあるけれど、カッコいい…も、あるかな。


「――――ビアンカ。どーしたの?」
「わっ!」


 ひょこ、といきなり私の顔の前にリュカが出てきたもんだから、驚いて勢いよく顔を持ち上げて。
 ごん、って私は後頭部を馬車のフレームに思いっきりぶつけちゃった。


「〜〜〜っ…たぁ〜…!」
「だ、大丈夫!? え、えっと、ごめんねっ!」


 ジンジンする後頭部をおさえてうずくまる私を見て、リュカが目に見えてあたふたして謝る。いや、別にリュカが謝るようなことないと思うんだけどな。コレ、私のドジだし。


「ビアンカ、大丈夫!? ちょっと頭、見せてねっ」


 あたふたしながら、リュカが私の髪をかき分けてぶつけたところをのぞき込む。


「あー…。ちょっとだけコブになってる。――――ホイミ」


 ポゥ、と私の後頭部で柔らかな光が灯ったのが分かった。痛みで熱を持ってきたところが、スゥと消えていく。
 ふと思ったけど、ある意味これって後光よね。


「ビアンカ、えっと、その、もう痛くない?」
「うん、痛くないわよ♪」
「よ、よかったっ! ビアンカ、ごめんねーっ!」
「わぷっ!」


 いきなりぎゅーってリュカに胸に抱きしめられて、ちょっとビックリしちゃう。昔は体中ふにふにしてる子だったのに、今じゃ体つきがよくなっちゃって、胸板がしっかりと厚いの。さらに「痛いのとんでいけーっ!」って、さっきまでコブが出来てたところをやさしくなでてくれる。
 ホント、過保護。子どもが出来たら、どーなっちゃうんだろ? それに「いたいのとんでけー」なんで、子どもみたい。こーいう子どもみたいなところは良い意味で残ってくれて、ちょっぴり嬉しい。
 なんて思いながら、なでられるのは気持ちよくて『別に謝らなくてもいいよ。私のドジだから』って言うのを忘れて、私は幸せな状態をかみ締めていた。






 でも…はぁ、とため息が出てしまう。幸せすぎて、というのもあるけど…自分があまりに頼りなさ過ぎて。
 リュカは今まで旅をしていて、強い敵と戦ってきたけれど…私は最近まで平和に暮らしていたから、戦力としてはまるっきりお話にならない。
 戦闘にも出るけど、すぐにやられちゃいそうになっちゃって、馬車に戻っちゃうし…馬車の中に帰ったら、もうただの役立たず。出来ることは、家計簿作りとご飯の用意ぐらい。ホイミが使えないから、戦闘から帰ってきたリュカを治すこともできない。時々、あまりに自分がふがいなくて情けなくて…涙が出てくる。






 幸せ気分とどんよりとした気分が混ざった何ともいえない気持ちになりながら、ゴトゴトと馬車に揺られて、小さな宿に着いた。こんな森の中に小さな宿…経営とか大丈夫なのかしら。
 馬車を止めて、馬さんを休ませてあげて。ギギギとさび付いた音がするドアを開くと、受付にぐぅぐぅ寝ている小さなおばあちゃんがいた。


「えっと…すみません。1泊したいのですが…一部屋、空いてますか?」
「…ぐぅぐぅ」


 ダメだわ。このおばあちゃん本気で寝ちゃってるみたい。
 と、ふと受付の台を見ると『二階に2部屋、どれも空いています。一部屋10ゴールド。お金をここにおいてご自由に使ってください』とメモ書きが書いてあった。


「…勝手につかっちゃって、いいのかな?」
「…いい、んじゃないかしら」


 もやもやした気持ちになりながら、私はお財布を取り出して、ちゃりんとおばあちゃんの前に10ゴールドをおいた。何だか無人販売機みたい。
 二階に上がって奥のお部屋に入ると思ってたよりもきれいなお部屋で、すごく清潔にされていた。真っ白なベッドシーツと、桜模様のお布団。思ってたよりも、この宿はアタリかもしれない。
 ふと部屋のテーブルを見ると「裏手に温泉(混浴)がありますので、お風呂はそちらをご利用ください。お食事は、宿の前の方に畑がありますので、そこから食材を調達して各自調理してください」って書いてあった。
 …お客さんに料理させる宿ははじめて見たかも。


「でも、温泉かぁ…。うん、それじゃ温泉、入ってくるっ。リュカはどうする?」
「うーん…ボクはちょっとごろごろするから、ビアンカいっておいで」
「うん、わかったわ。それじゃ、行ってくるわね♪」


 さっさっさと、荷物から着替えようの下着と服とタオルを持って、温泉に向かった。








 温泉のお湯を湯桶で汲んで、さぱんと自分の体にかける。そこまであっつくはない、かな?
 軽く体の汚れを落としてから、たっぷりの湯船の中にちゃぽんと体を沈めた。思わず「はふぅ…」とか「ふゃぅ…」みたいなため息交じりの声が漏れちゃう。…どっちもリュカには聞かせられないわね。新婚ホヤホヤなのに、こんなおっさんくさいところ、見せられないわ。
 …旅が終わったら、私とリュカもこういう風な宿屋を開いて、ひっそり暮らすっていうのもいいなぁ。宿屋の経営だったら、私バッチリだもの。
 でも…今はこの旅が優先。
 …はぁ。
 また自分のふがいなさを思い出しちゃう。…急には強くなれないのは分かってるけど、自己嫌悪。
 …はぁ〜…。





「…あ゛〜…。…のぼせかげたー…」


 あの後、うっかり目をつむって少しの間だけだけど、寝ちゃった…。幸い少しだけだったから、その後すぐ出て、なんとかのぼせはしなかったけど…ホントにあぶなかった。
 これ以上、リュカに迷惑かけられないもの。


「ただいまー。気持ちよくて、つい長風呂しちゃった」
「お、おかえりっ! な、何もしてないよっ!!」
「…………」


 うん。すごくバレバレ。
 悪さしてバツが悪い小さな子とかって、こーいう風に自白しちゃうのよね。


「リューカっ。何したのかしら?」
「な、何もしてないもんっ!」


 『もんっ!><』なんて言ってるのは、自白してるのと同じなのよね。
 目に見えるぐらい動揺して、リュカが目の端でちらちらテーブルの財布を見てる。
 …ははーん…。これかな。


「リューカっ。今のうちにちゃーんと白状してごめんなさいすれば、おねーちゃん、あんまり怒ったりしないんだけどなー?」
「だ、だって…」


 あぅあぅ言ってもじもじして、言い出そうにも言い出せないみたい。そのしぐさが何だかすごく子どもっぽくてかわいらしくて、思わず顔がにやけちゃう。


「…コホン。それじゃ、どうして財布を見てるのかしら?」
「あっ!」


 ひょいとテーブルの上の財布を取って、中を見てみると――――――クラッ、と立ちくらみがした。


「………………」
「え、えっと…ビアンカ、あの…その…」
「…リューカっ♪」
「(ビグゥッ!)は、はひっ!」
「どぉぉぉぉぉぉぉして、お財布の中に1ゴールドもないのかしら♪」
「え、えっと…あの、その…」


 …結婚してこんなにすぐに財政危機になるとは思わなかったわ。しかも…あのリュカがそれの原因みたいだし。


「…リュカ?」
「は、はいっ…」
「ここに、来なさい」
「で、でも…」
「 来 な さ い 」
「…はい…」

 ベッドの脇に座ってぽんぽんと隣を叩いてリュカを呼んだ。今にも泣き出しちゃいそうな顔で、がくがく膝を震わせて、ゆっくりとリュカが私の隣まできて、ぽすんと腰掛けた。








 ――――――理由は簡単だった。
 私が温泉にはいってる間に、財布を持ってルーラでオラクルベリーのカジノまで行って、全部スッて来た、と。
 しかもカジノの前にセーブをしてなかったもんだから、文無しになってとぼとぼ帰ってきたということだった。


「………リューカ?」
「は、はい…」


 あ。リュカったら雨に濡れそぼった子犬みたいにプルプル震えちゃってる。すっごくかわいいけど…それはまぁ、後まわし。
 うーん…。…こんな風に子どもっぽいところは、勘弁してほしんだけどなぁ。


「みんなのお金を勝手に使っちゃうのは、良いこと? 悪いこと?」
「わ、悪い…こと…です」
「うん、そうよね。でも、リュカは悪いことしちゃったのよ? いけないことでしょ?」
「…ごめん、なさい…」
「うん、良い子」


 うなだれて今にも泣いちゃいそうなリュカの頭をなでてあげる。ホントはワンコをなでるみたいに髪の毛をくしゃくしゃってなでたいけれど、ターバンでそれが出来ないのが少しだけ残念。
 やったことは結構悪いことだけど、リュカは結構反省してるみたいね。でも、これってかなり悪いことしてるし…。
 うーん…。
 …少しだけ考えて、ちょっとだけ『お仕置き』することに決めた。


「ちゃあんと反省してるみたいだけれど――――リュカ?」
「な、なぁに…?」
「―――――今度こんなことしないように、ちょっぴりお仕置きが必要かな?」
「お、お仕置き…?」
「うん、お仕置き。―――――さ、こっちおいで」


 お仕置き、ってリュカにとって耳慣れない言葉を伝えて、私はぽむぽむと自分の膝を叩いて「こっちにおいで」って催促をした。
 でもリュカはあぅあぅ言って、ちゃあんとお膝に来ようとしない。…おかしいなぁ。リュカってばこういう時は素直に言うこと聞く人なのに。


「リューカ? ほら、早くお膝においで」
「え、えと…お、お膝だよね?」
「そうよ。さ、ぐずぐずしないのっ」
「う、うんっ」


 えいっ、って掛け声が出てきそうなぐらい勢いよく、リュカは私の膝に―――――横向きになって頭を乗せた。
 …はい?


「…えーっと、リュカ? 何してるの?」


 責めたててるわけじゃなく、本当にリュカが何してるのか理解できなくて、間の抜けた声で聞いた。


「え、えっと、その…おひざって言ったら、耳かきだと思って…変だとは思ったけど…」
「………」


 …なんて言ったらいいんだろう。


「…リュカ? リュカって、パパスさんとかサンチョさんに叱られたことって、ない?」
「えっと。叱られたことはたくさんあるよ? 戦闘で前に出すぎちゃって『こらーっ!』って怒鳴られちゃったりとか」
「や、そうじゃなくて。例えば…拳骨とかお尻ぶたれたり、とか」
「? 一度もないよ?」
「…そ、そう」


 サンチョさんは手をあげることは全然ないのはイメージできるけど…パパスさん、優しいけれどスパルタなイメージがあったんだけどなぁ。あー見えて、リュカにはだだ甘だったのかしら?


「今までに一度も、お尻ぶたれたりされたことなかったの?」
「え? うん。一度もなかったよ?」


 『なんでそんなこと聞くの?』って、キョトンとした目で私の顔をつぶらな目でリュカが見上げてくる。こんな風に純真な目で見られちゃうと、何だかこっちが悪いことしてるみたいな気持ちになっちゃうのは何でかしら。
 リュカに聞こえないぐらい小さな声で『バイキルト』って唱えて、自分の腕力を2倍にした後、


「あのね。『おひざ』って言うのはね――――こういう意味なの」
「え、え?」


 リュカの体をひょいと持ち上げて、私の膝の上にうつぶせにさせた。よいしょとリュカの足もベッドの乗せて「あ、靴はかせてたままだった」って気がついて、ぽいぽいと靴を脱がせてベッドの下においた。
 リュカは何されてるか分からないでおろおろしてる。理解してない今のうちに、と衣服のすそを捲り上げて、パンツをぐいとリュカの膝までずりおろした。


「え、や、やあっ! ビ、ビアンカ何するの!?」
「何って――――お尻ぺんぺん。『おひざ』っていうのは『おひざにうつぶせになって、お尻ペンペン受けなさい』ってことなのよ?」
「え、えぇぇぇぇっ!? こ、こんなの、聞いてないっ!!」
「うん、言ってないもの」
「ず、ずるい〜! や、やだやだっ! こ、こんなの、恥ずかしいよぉ!!」
「あ、こーらっ!」


 顔を真っ赤にしちゃって膝の上でじったんばったん暴れて逃げようとしてるけれど、しっかり膝の上に抑えちゃったから、リュカは暴れるだけで全然逃げられなくなってる。足もぱたぱたさせてるけど、暴れたときに上手にぱたぱた出来ないように膝あたりにパンツをひっかけているから、あんまり効果はないわね。


「リューカ! 大人しくなさいっ!」


 大きな声で叱ると、リュカはビクッて一度だけ大きく体を震わせて、あんなに暴れてたのがウソみたいに大人しくなっちゃった。あ、ちょっと涙目になってる。


「だ、だって…は、恥ずかしいもん…ぼ、ボクもう子どもじゃない…っ…」
「私が温泉に行ってる間に、みんなのお金をカジノで使いきっちゃって、その後にそれを隠そうとしてたのは、誰だったかなー?」
「あ、あぅ…その…」
「悪いことしちゃったらすぐにごめんなさい、でしょ?
 それに、みんなのお金を勝手に使っちゃうよーな子は、まだまだ子どもです。
 悪い子は、例え旦那さまになってもお尻ペンペンなんだからね?」
「う、うぅ…だ、だってぇ…」
「観念なさいっ。これ以上ワガママ言うなら、お尻にルカナンかけちゃうわよ?」
「 !? や、やだっ!!」
「そうよね。それじゃ、素直にお尻ペンペン、受けられるよね?」
「う…うぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ…」


 すごく迷ったみたいだけれども、暴れて逃げても結局はルカナンされてうーんとイタイイタイされちゃうのが分かったみたいで、イヤイヤながらもちゃあんとお仕置き、受ける気になったみたい。私の膝の上でカメみたいに体丸めちゃって、布団を手繰り寄せてぎゅーってしがみついてる。
 あーもう、かわいいわねぇちくしょう。


「…お仕置き終わったら、おいしいご飯にするから、ね?」
「…うん…」


 ふるふる震えながら、リュカがこくんと頷いた。


「いい子」


 ぴと、とリュカのお尻に手をあてて、優しくなでてあげる。胸板は硬かったけれど、お尻は何だかふにふにしてて柔らかいなぁ。ホントん、子どもみたい。ついついもっとなでなでしちゃいたい気持ちになるけれど、我慢我慢。
 てんてん、となでてる手をとめて指だけでお尻を叩いて『いくよ?』って合図を送って、名残惜しいけれどもお尻から手を離して、少しだけ振りかぶった。ぎゅ、とリュカの体が縮こまったのがおひざを通して伝わってくる。
 なんだか、私の方まで緊張してきちゃう…。すぅぅぅ、と大きく息を吸って。はぁぁぁ…と大きく息を吐いて。


「―――――ひとつっ!」


 ぱっちぃんっ!!


「っ…!!!」


 しまった…って自分でも思うぐらい、強めに叩いちゃった。ものすごく大きな音がして、叩かれたリュカのお尻の真ん中には薄紅色の手形の跡がついちゃった。そういえば、自分にバイキルトかけてたの忘れてた…。
 リュカもあんまりイタイのが来て驚いちゃったみたいで、あんなにぎゅってお布団つかんで抱きしめてたのに、叩かれた瞬間にビクンて大きく体を反り返らせちゃって、その後にくてんとさっきまで抱きしめてたお布団にぼふんと倒れこんだ。


「や、ふぇっ…ビアンカ、いたいぃ…っ…」


 自分でも『これはさすがに強すぎちゃったかなー…』って思ってるところに、肩をすぼめてゆっくり振り向いて涙がいっぱいにたまったくりくりお目目で見られちゃったら、かわいそうなんだけどかわいくてきゅんてしちゃうのと同時に、罪悪感が心をザシュザシュ容赦なくめった刺しにしてくる。


「えーっと…今のはちょっと強くしすぎちゃったかな? それは…その、ごめんね」
「うう…」


 お尻と頭をうんとなでなでして慰めてみるけれど、やっぱりそんなんじゃごまかされてくれませんでした。リュカはちょっぴり恨みがましい目で私のこと見てくる。うう…そんな目で見ないでよぅ。ごめんってばぁ…。


「今の一発はさすがにかわいそうだから、お仕置きの回数、いくつか減らしてあげるからさ。ね?」
「お、お仕置きの回数…?」


 『それってなぁに?』な顔でリュカが首をかしげた。あー、そういえば決めてなかったし、そういうこともリュカは分からないんだっけ…。


「うん。お仕置きの回数って、いくつお尻ペンするか、っていう回数のこと。
 今回だと…カジノで使い切っちゃったのはけっこ悪いことだけれど、まぁ初犯だし…。
 …40回 ってとこかな?」
「…………………………」


 よじよじ よじよじ


「あ、こーら! 暴れて逃げようとしないのっ!」
「や、やだーっ! だ、だって今みたいなのをそんなに叩かれたら、死んじゃうもーん!!」


 私の膝を手でおっぺして、足でベッドを蹴りだして、まるで尺取虫みたいにいごいご動いて逃げようとするリュカを、ぐいと引っ張って元の膝の位置に戻した。
 死んだら教会で復活させるから、なんていうツッコミを入れようと思ったけれど、今のリュカには冗談に聞こえないだろうから止めておいた。
 戻して膝の上に左手でがっちりホールドしてもまだ逃げようとしてる。そ、そんなに最初の一発、痛かったかしら…? ごめんね。


「私の話をちゃーんと聞きなさいっ! 今の一発は痛くさせすぎちゃったって言ったでしょう?
 だから、次からは痛いことには痛いけれど、今より痛くすることはないからっ! ほら、じたばたしないっ!」
「う、うぅ…。で、でもそれでも40回なんて、やだぁ…」


 初犯じゃなかったら、このぐらいの悪さだと100叩きなのよ? って言うとまた暴れだしそうなので止めといた。


「それも、回数減らすって言ったでしょう?」
「じゃ、じゃあ何回になるの?」
「…えーっと…。…今回は大サービスで、あと30回ってとこかな?」
「…………………」


 よじよじよじよじ


「こーらっ! だから逃げようとしない!」
「30回でも無理ー! もうおしまいーっ!!」
「もーっ! いい加減になさいっ!」


 ぱちんっ!


「ったい! ビアンカ、もうぶっちゃやだーっ!」
「男の子でしょ? いい加減、観念なさい」


 我ながらヒドイ理由だとは思ったけど、男の子には『男の子だから』っていう理由は結構強力だから、ついつい使っちゃう。
 よくよく考えると、そういうのに男女って関係ないんだけれどね。男の子だってヤなものはヤだろうし。


「…ううぅぅ…」


 リュカにもやっぱり『男の子でしょ』は効果はばつぐんだったみたい。非難の唸り声(けっこかわいい)をあげて、素直にまた体をカメさんみたいに丸めちゃって、布団をぎゅって抱きしめた。
 こういう風に効果がばつぐんだから、また次も『男の子でしょう』って、使っちゃうんだろうなぁ。


「うん、いい子。それじゃああと30回、がんばろ」
「あ、あと29回でしょ?」
「? …あ、さっきの逃げようとした時の一発があるってこと?」
「(コクコク)」
「だーめ。あれは逃げようとした悪い子リュカをとめるためのお尻ペンです。カウントしません」
「ず、ずるいー! ビアンカのずるっこー!」
「はいはい、何とでもいいなさい」
「ばかーっ!」
「はいはい」
「美人ーっ!」
「…それほめ言葉よね?」


 いつもに増して子どもっぽくなっちゃったリュカがかわいくて、こーいう風なこと言わせちゃホントはいけないんだろうけれど、ついつい叱れなくてにやけちゃう――――


「姉さん女房ー!!」
「―――――――」
「…。…あ、あれ? えと…ビ、ビアンカ…?」


 リュカがおそるおそる振り向いて私の顔をのぞきこんだ。


「…リューカっ♪」
「は、はい…」
「いい加減にしないと、私、うーんと怒っちゃうかもしれないわよー♪
 例えば…『お尻に限界までルカナン+私にバイキルト+思いっきり100叩き』の刑にしちゃう、とか」
「ふ、ふえっ…!(ガクガクブルブル)」
「だからね。そろそろ良い子にした方が、身のためだと思うのよねぇ♪ リュカ、どうする?」
「ご、ごめんなさい…」


 じゃれあいで引いていった涙がまた戻ってきたみたいで、涙目になってリュカは良い子に膝の上で丸まってくれた。


「うん、いい子いい子♪ …今度、年のこといったら100叩きじゃすまないわよ?」
「ご、ごめんなさい…」


 全く…。これでも、年上なの、すっごく気にしてるのよ?
 …今度言ったら、ホントに100叩きなんだから。


「もうっ。…それじゃああと30回、いくわね?」
「うぅ…」


 気を取り直して。
 円を描くように一度リュカのお尻をなでてから。さっきのことを教訓にして…手を少しだけお尻から浮かせて、肘から先だけを使うような感じで、スナップをきかせて――――


「ふたつっ」


 ぱしんっ!


「っ…ふぇっ…」


 やっぱりバイキルト分が結構強いみたい。ホントだったら音がするぐらいで痛くないような叩き方なのに、そこそこ痛いみたい。叩く方はあんまり分からないから、バイキルトかけたときは気をつけてお尻叩かないと…。
 …あ。
 …今気づいたけれど、こーやって「ふたつっ」ってカウントしちゃったら、30回目で「29回」になっちゃう…。
 …………。
 今日はやっぱ29回にしちゃおう。またこのことで話しかけたら、まーた無駄に時間が経っちゃう。


「みっつ、よっつ、いつつっ」


 ぱん ぱちんっ ぴしゃんっ


「やっ、ひぁっ、やんっ…! ふぇぇ…いたいぃ…っ」


 右、左、真ん中。連続して手のひらをおっことすと、そのたびにリュカは体をビクンて震わせて身をよじらせてた。
 痛くて体をビクンて震わせちゃったりよじらせちゃうのは反射的にしちゃうだろうから仕方ないとして、リュカはすごく素直にお仕置きを受けてくれてる。
 最初の一発こそ痛くしすぎちゃったからヤダヤダ暴れちゃったけれど、リュカ自身も悪いことしちゃったって思ってるみたい。ホントはリュカ、絵に描いたような良い子だもんね。


「むっつ、ななつ、やっつ。 ここのつ、とおっ」


 右、左、真ん中。少しだけお尻をなでてから、左、右の順番に手をおっことした。ぱちんぱちんと軽快な音がリズムよく部屋に響いて、叩かれるたびにやっぱり「やっ」とか「ふぁんっ!」なんてちょっぴり可愛い声でリュカがなく。ちゃんと体を丸めて布団にしがみついてたけれど、我慢できなくなってきて10回目のときには体を少しだけ反り返らせちゃてた。


「ふえっ…えぐっ…ぐすっ…」


 お布団にしがみついて、リュカが小さくしゃっくりをあげた。ぐすぐすと鼻を鳴らしてるのが聞こえる。背中も、ひっくひっくと一定リズムで小さくはねた。


「ちゃんと良い子に受けられて偉いよ、リュカ」
「えぅぅ…ぐすっ…お尻いたいよぅ…」


 それはまぁ、お尻ペンペンしてるんだもの。
 頭に巻いてるターバンの上からくしゃくしゃなでてあげると、少し嗚咽が弱まったかな?
 でもまた、泣かせちゃうんだけれどね。…ちょっぴり罪悪感。


「それじゃ、また続き行くからね」
「…うん。…ぐすっ」


 あ…初めてちゃあんと返事してくれた。ちょっとしたことだけれど…すごく嬉しいなぁ。
 …イヤ、ダメよ私っ! 何にやけてるのっ!
 すー、はー。すー、はー。…よし。
 気を取り直して、リュカの頭をなでてた手をまたリュカの背中において、お尻においてた手を少し浮かせた。


「じゅういち、じゅうに。じゅうさん、じゅうよん、じゅうごっ」


 パチンパチンと叩かれるたびに、膝の上でリュカが体をギュってちぢこませちゃって、自然とお尻が逃げちゃうようになっちゃってる。


「リューカ。お尻、逃げちゃってるよー」
「あ、あうっ…ぐすっ…ご、ごめんなさいっ…えぐっ…」
「あ、違うの。怒ってるわけじゃないのよ?」


 体をビクッてさせてぷるぷる震えちゃったリュカの頭を、ぽんぽんと叩く。怒ってるんじゃないよ、大丈夫よ。


「最初の方はワガママいっぱいだったけど、その後のリュカはすごく良い子にお仕置き受けられて、とってもいい子よ?」
「でも…。…ぐすっ…ごめん、なさい…」


 あらー…。反省してくれたのは良いことなんだけれど…ねぇ。
 今のリュカにあと15回もお尻叩くのは、行き過ぎちゃうわねぇ…。


「…リュカ、ちゃーんと反省した?」
「うん…ごめん、なさい…」


 ぐすっ、て洟をすすって、コクンと首を縦に振った。
 うーん…まぁ、別にお尻をうーんと痛くさせちゃうのが目的じゃないし。
 まぁ、いいかな。


「よし。ちゃんと反省してくれてるみたいだから、今回は特別にあと5回で良いことにしてあげる。
 今度から、もうこんなことしちゃダメだからね、分かった?」
「うん…。…ぐすっ…」


 コクン、て素直に頷いてくれる。もー、ホント素直で良い子で可愛いんだから。


「それじゃあ。最後の5回、がんばってね。じゅうろく、じゅうなな」


 ぴしゃっ ぱちっ
 さっきよりも少しだけ強めに右と左のお尻を交互に叩いた。
 噛み殺し損ねた「ぁぅっ…ぃんっ…」という声がリュカの口から漏れ出した。


「リューカ。いたいときは無理に我慢しないで、いたいって言っていんだからね。
 私がお小言を言うと思うけど、いたいって言ったりすることは悪いことじゃないのよ?」
「う、うん…えぐっ…」
「良い子、良い子。じゅうはち、じゅうくっ」


 ぱちんっ ぴしゃんっ


「いぅっ…えぐっ…ふえぇぇっ…いたいぃ…ふえぇぇっ…!」


 今度はちゃんと(?)ガマンしなかった。
 リュカのお尻が全体的にほんのり薄紅色に色づいて、その中で最初に叩いた真ん中の一発のところがひときわ鮮やかな色合いになってた。
 触ると、ほんのりと熱を帯びて火照ってるのが手を通して分かった。


「最後の一発だけは…最初ほどじゃないけど、けっこ痛くぺちんするからね。最後だから、がんばろっ」
「ひっく…えっく…。…ぐすっ…はい…っ…」


 大きくコクンと頷いてから、リュカは力いっぱい体をギュって丸めて、力の限り布団を抱きしめて、抱きしめた布団の中に顔をしっかり埋めた。
 ゆっくりと、これから叩くリュカのお尻の真ん中を何度もなでさすってから、さっきまでより少しだけ大きく手を持ち上げて―――


「―――最後、にーじゅっ!」


 ぱちぃんっ!


「〜〜〜っ…! ふ、ふえっ…ふわぁぁぁぁんっ! ごめんなさい〜っ!」


 今のリュカのお尻で一番痛いところに最後の強いのが来たもんだから、がんばって耐えようとしてたけれど大きく体を反りかえらせて、声にならない悲鳴をあげた。
 その後、膝の上でくったりと体を投げ出してから、せきを切ったようにリュカは大きな声で泣きじゃくった。


「ごめんなさい〜っ! ふえぇぇぇぇん!」
「うん。リュカ、よーくがんばったね♪ はじめてのお仕置きだっていうのに、えらいえらい♪」
「うわぁぁぁんっ!」


 ちからいっぱい泣きじゃくるリュカに、ひざの上に乗せたまま「よくがんばったねー♪ えらいわよー♪」って、トントン背中を叩いてやったり、ぽんぽんと頭を叩いてなでてあげたり、ヒリヒリしてるだろうピンク色に染まったリュカのお尻をやわやわと「いたいのいたいの、とんでいけー♪」なんていいながらなでてあげた。










「リュカ、そろそろいい…かな?」
「やだっ。…ぐすっ…」


 あー…はい。さいですか。
 お仕置きの後から、ずぅ〜っと頭ぽんぽんしたりなでなでしたり、お尻なでてるんだけれど…膝の上から降りようとしてくれません。そしてずっとなでなでタイムです。


「…ぐすっ…」
「そういえばさ、リュカ」
「…?」


 洟をすすりながらリュカが「なぁに?」って顔で振り向いてくれた。


「オラクルベリーのカジノで、どうして全部お金つかっちゃったの?
 リュカは集中しだしたら回りが見えなくなるタイプかもしれないけどさ、そこまで回りが見えなくなるなんて…想像できないの。
 何か理由があるんじゃないかなぁ、って」
「…ぁぅ……ぐすっ…その…」


 もじもじしてるところを見ると、やっぱり何かあったみたい。…お仕置きの前にこのことを聞くの忘れてたわね。
 ごめんね、リュカ。お仕置きする方なのに、ちゃんとしてなくて…。


「…その…」
「その?」
「…グリンガムのムチ、ほしかったから…。…ビアンカに…その」
「―――――――――」


 そういう――――ことだったんだ。


「…」
「え、えと、その…」
「リューカ」
「わっ…!」


 膝の上でうつぶせのリュカの両脇に手を差し入れて、ひょいと持ち上げて、膝の上に横向きに座らせてから。
 ぎゅう、と私はリュカを力いっぱい抱きしめた。


「…もう…。…そういうことだったら、早く言ってほしかった…」
「え、えと、その…。…ごめん、なさい…」
「…バカ。…ありがと…」


 戦闘で力になれない私のことを、リュカが気づかってくれたのも知らないで、私は…。


「…リュカ。リュカの気持ちも知らないでこんなことしちゃって…ごめんなさい」
「え、えっと…その…。…うん、いいんだよ、ビアンカ」


 力いっぱいリュカに抱きついた私のことを、リュカはギュっと抱き返してくれて、今度はリュカが私の頭をぽんぽんと叩いてなでてくれた。
 
 リュカ…大好き。















―――――After.




「ビ、ビアンカ…その、ホントに入るの?」
「もっちろん! せっかく温泉があるんだし、混浴なんだし。それに…今、宿屋には私達しか泊まってないのよ?
 受付のおばあちゃんは寝ちゃったみたいだし。こんなチャンス、めったにないもの♪」
「う、うう…」


 あの後。
 畑で取れた新鮮な野菜でご飯にして。
 しばらく休憩した後、一緒に温泉に入ろうってリュカに言って。
 そして、今。
 脱衣所で互いに服を脱いで、私はもう入る準備万端。
 なのにリュカったら、お互いにもう隅々まで知ってる仲なのに、腰にタオル巻いちゃって…。私は体を洗うタオルを持ってるだけでどこも隠してないのに。


「リューカ。タオル腰に巻いて湯船に浸かるのはマナー違反よ?」
「だ、だって…お尻、見えちゃう…」
「いーじゃないの、見えたって。私しか見ないじゃないの。
 それに、ちょっぴり赤くなってるリュカのお尻、お猿さんみたいで可愛いわよ♪」
「〜〜っ! ビ、ビアンカのばかっ!」
「はいはい♪ さ、それじゃ観念してきなさいっ」


 しゅるるっ


「あ、ああっ! か、返してよぉ!」
「だーめ♪」


 リュカの腰に巻いてあったタオルを剥ぎ取って没収しちゃうと、リュカが顔を真っ赤にして「返してよーっ!」って手を伸ばしてくる。
 もちろん返しません。そのまま私は温泉場に向かって、じゃばと湯桶でお湯をかぶった後、少し無作法だけどそのまま湯船につかり、奥の方に進んでいった。


「返してほしかったら、こっちにきなさーい♪」
「ず、ずるい〜…」


 う゛〜…って抗議の声をリュカがあげた。ホント、かわい♪
 少しの間うなっていたけれど、そのあとに湯桶でお湯をかぶった後、恐る恐る湯船に足をつけて――――お尻のとこまで湯船に浸かったかと思うと「ぃっ!」と悲鳴をあげて湯船から出ちゃった。


「…? リュカ、どーしたの?」
「うぅ…。…お尻に少し、しみる…」
「あー…」


 …そこまでお尻、痛くしてないつもりなんだけどなぁ。初めてぶたれて、初めてのその後のお風呂だから、ちょっとつらいのかな。
 それじゃ、ちょっとだけぬるくしないと。私達しか来ないから、今日ぐらいはいいわよね。


「それじゃ、ぬるくするから待っててね。―――ヒャド」


 温泉全体にまんべんなく、ヒャドの弱い冷気を混ぜ込む。ホントは私のヒャドはちゃんとしたヒャドの威力がないんだけれど、非戦闘用ぐらいな用途では実は使えるの。
 そのぐらいの威力だから、あったかいけどぬるすぎずというぐらいの、ちょうどいい温度になってくれた


「これでもう大丈夫じゃないかな? リュカ、試してみて」
「う、うん」


 リュカは恐る恐るつま先からゆっくり浸かっていって、湯船にお尻まで浸かると「っ…」と小さく声を漏らして顔をゆがめたけれど、そのままゆっくりと湯船に肩まで浸かることが出来た。
 そのままちゃぷちゃぷ、ゆっくり泳いでリュカが私の隣に来てくれた。


「ちゃんと肩まではいれて、えらいえらい♪」
「うぅ…でもお尻、ジンジンするぅ…」


 そういって、リュカは湯船の端に手をおいてうつぶせの形になって、お尻だけぷっかり湯船から浮かせた。今のリュカの状態は、ちょっぴり『プールサイドにつかまってバタ足特訓してるちっちゃい子』に似てた。もちろん、バタ足しないで、お尻だけ湯船から浮かせてるんだけれどね。


「も〜、そんなにいたいのー?」
「だ、だって…」


 今のリュカの格好がちょっぴり間抜けで可愛くて、ついついクスクス笑っちゃう。やっぱりリュカ自身ちょっと恥ずかしいみたいで、ほっぺたを赤く染めてぷいとそっぽ向いちゃった。


「すねないすねない♪ しょうがないわねぇ」
「あっ…」


 今度は私がリュカの傍に行って、湯船から顔を出したリュカの桃みたいな(実際、叩かれた後がピンクがかってるし)お尻をなでなでしてあげる。


「う、うぅ…ビアンカのえっち…」
「えっちじゃないでしょ? いたそうだからなでなでしてあげてるのに、そんなこと言うんだったら、もうナデナデしてあげなーい」
「や、やだっ! ご、ごめんなさいっ!」


 お尻から手を離すと、リュカが必死な顔で謝った。あ、ちょっぴり涙目になってる。


「うーそっ♪ リュカのお尻、ふにふにしててさわり心地いいんだもの。
 いっぱいいっぱい、なでなでしてあげる♪」
「う、うー…」

 「…ビアンカのばか」ってつぶやいて、リュカが湯船の口まで浸かっちゃった(お尻は浮かせたまま)。「ばかなんて言っちゃだめでしょ」って軽くぺしんて叩こうかなーとは思ったけど、あんまり叩いてもリュカがホントに泣いちゃうかもしれないから、止めておいた。
 「はいはい」って軽く受け流して、そのままお尻をなでてあげると、リュカは気持ちよさそうにゆっくりと目をつむった。



 今度は適度なお金で、カジノでちゃんと景品、一緒に手に入れようね。リュカ。
 子どもみたいで、すごく優しい私の大好きな旦那さま♪
アカト
2009年06月19日(金) 20時16分38秒 公開
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>アリエスさん
感想ありがとうございますっ!
読みやすいと言ってもらえて、うれしいですw
次回作は…。…基本的に続きものは書かない感じなので、どうなるか分かりませぬ…。

>karuさん
ルカナンは実際、非常に汎用性が高い呪文だと思いますw
戦闘でも日常でも。
アカト(復旧コメント) ■2010-09-15 14:42:25
ルカナンでフイタw karu(復旧コメント) ■2010-09-15 14:42:05
アカトさん、はじめまして。
作品拝見させていただきました。
情景がとっても上手ですね。
イメージがしやすくて、読みやすかったです。

次回作が出来たらまた拝見させていただきます。

期待しています。
アリエス(復旧コメント) ■2010-09-15 14:41:53
アカト,,,>お茶Kさん
基本的に自分のSSに出てくる男性キャラはぽえぽえしちゃってますw
(ぽえぽえ一辺倒になりすぎてるんで、そこが最近の悩みの種だったりしますが。何書いても似たような性格になっちゃうんで)

戦闘面では初期はアレですが、日常面ではビアンカのがしっかりしてる って妄想してますw
お城にたどり着くまで、こーやってぺちぺちな感じでまったり進んでいくんだと思いますw
キーがお子ちゃまになっちゃうのは、自分のSSなんで仕方ないということで!(ぇ
アカト(復旧コメント) ■2010-09-15 14:41:16
祝・SS板創設と言うところに早速SSが‥‥!!
ドラクエなほのぼのアカトさん小説をとくと味わわせていただきました♪
内心でのツッコミが冴え渡るビアンカ、実に要所要所で笑わせてくれます。
子どもすぎる旦那さまを持って大変ですね、若奥様(笑)

しかし、お姉さん気質な奥さんと純朴お子様な旦那さま、よくよく考えてみると超理想スパカップルですね。
そんな二人のスパシーン、リュカのお子様っぷりがフルに発揮されていて、戸惑いながらも厳しく接するビアンカも見ていて飽きなくて、すごく楽しめました。
独特な世界観もぬかりなく取り入れたスパ描写で、ちょっとした新鮮味もあって良かったです。
お茶K(復旧コメント) ■2010-09-15 14:40:59