リアルお仕置きごっこ(F/m)


季節は夏真っ盛り。学校も夏休みに入り、外では子供達の声が賑わっている。
そんなある日の午後、一人の小さな子供が元気に走っていた。
その子の名前は森田良男。小学3年生の男の子。
幼い頃、両親を事故で亡くしたため、現在は母方の祖父母と3人暮らしである。
しかし、親がいないながらも、良男は元気で明るい子に育っていた。
そんな赤色の半袖、青色の半ズボンの夏らしい格好をした良男はある家に向かっていた。
数分後、良男は目的の家に着くと玄関前のインターホンを押した。
「ピンポーン」
しばらくして、玄関のドアが開き、一人の女性が現れた。
「あら、良男くん。いらっしゃい。」
「こんにちは。百合おばさん。」
良男の家の近所に住んでいるこの女性の名は小園百合。5年前に結婚してこの町に引っ越してきたが、まもなく夫を病気で亡くしたため、現在は一人暮らしである。
良男が5歳の時、町内行事で百合に初めて会ったのがきっかけとなり、親がいない良男と子供がいない百合にとって、次第に一緒にいて和む存在となっていた。良男は月に数回は祖母と一緒に百合の家に遊びに行き、小学生になってからは一人で遊びに行くことが多くなっていた。
百合は身長が170cm以上あり、細身でスタイルも良く、現在34歳とは思えないくらい若々しく見える。
髪は黒のロングヘアーでピンク色のTシャツに白のロングスカートを着こなしていて、まるでモデルと間違えるくらいの美しい女性である。
「さ、あがって。今日はゆっくりしてってね。」
百合はそう言うと、良男と一緒に家の中に入っていった。


しばらくして、居間の方から百合と良男の笑い声が聞こえてきた。
良男は椅子にすわってお菓子を食べながら、テーブルをはさんで向かいの椅子にすわっている百合とテレビを見ていた。どうやら子供アニメを見ているようだ。そして、アニメも終わりに近づいた頃、主人公の小さな男の子とその母親のある会話が流れている。
「こら!どうしてママの言う事が聞けないの!」
「ふーんだ。ママのバーカ!」
「ママに向かってバカとはなんです!そんな悪い子はお尻ペンペンよ。」
「やだよー。アッカンベー。」
「あっ、コラ!待ちなさーい。」
こんな男の子と母親が追いかけっこするシーンを良男はじっと見続けていた。
「・・・・・」
そして、アニメが終わり、百合はリモコンでテレビを消す。
「たまに子供のみる番組を見るのも悪くないわね。面白かったわ。」
百合は良男の方を見ながらにっこりしてそう言った。
「・・え?・・・あ、うん。僕も面白かった。」
良男は百合の言葉にはっとして、慌てて答えた。
「どうかしたの?」
「・・・・え、いや。別に。」
「何かあるんだったら遠慮なく言ってね?今日は一日おばさんと楽しく過ごしましょ。」
そう優しい言葉を掛ける百合。良男はそんな百合に対してなぜかモジモジしながら一つ質問をした。
「あ、あの・・。百合おばさんは子供の頃にお尻ペンペンされたことある?」
「えっ?」
「あ、さっきテレビの中でもそんなシーンがあったから・・・ちょっと聞きたかっただけ。」
「うーん。」
百合は一瞬戸惑いを見せたが、少し考えた後ゆっくりと話しだした。
「私はお尻を叩かれたことはないかな。お説教されたり、立たされたり、押入れに閉じ込められたりはあったけどね。」
「ふーん。じゃあ、したことは?」
「それもないわね。自分の子供はいないからもちろんそうだけど、よその子にもね。」
「ふーん。」
「じゃあ、良男くんはどうなの?」
今度は百合の方から尋ねる。
「僕もないよ。おじいちゃんもおばあちゃんもすごく優しいから・・・。」
「そう。」
「あ、でもね・・・学校の友達は何人か叩かれているみたい。学校で前の日に叩かれてお尻を痛がっている友達を何度か見てるし・・・・。」
「あらあら。」
「あとね。実際に友達が叩かれているのを見たことがあるんだ。その友達の家に遊びに行ったときね、呼んでも誰も家から出てこないんだ。留守だと思って帰ろうとしたら、何か叩く音と泣き声が奥から聞こえてきて・・・。それで庭の方にまわってそっと覗いたら、友達がお母さんにお尻を叩かれてたの。」
「フフフ。よっぽど何か悪いことをして怒られていたのね。」
笑みをこぼす百合。良男はさらに話を続ける。
「椅子にすわったお母さんの膝の上に乗せられてて、お尻を丸出しにされて何度も叩かれてた。友達はかなり痛そうで暴れて泣いてて・・・。でも、お母さんは全く気にしないで叩き続けてた。お尻、すごく赤くなってて・・・・僕、怖くなって逃げちゃった。」
「アハハハ。良男くんが怒られてたわけじゃないのにね。」
「だって友達のお母さん、すごく怖い顔してたんだもん。普段はとても優しいのに。」
「そうね、普段優しいお母さんが怒ると怖いわよね。でもね、お母さんも怒りたくて怒っているわけじゃないと思うわ。自分の子供にいい子になってもらいたいと思って怒っているわけだから。」
「・・・僕も、そう思う。だって、そんなことされても友達の家族はみんなにぎやかで楽しそうだもん。正直、僕もちょっぴりうらやましいときがあるし・・・。」
「何言ってるの。良男くんだっておじいさんとおばあさんがいるじゃないの。」
「・・・うん。」
小さくうなずく良男。良男の両親は幼い頃に亡くなっている。百合は少し寂しそうにしている良男の顔をじっとみつめる。
しばしの沈黙の中、百合の方から良男に話しかける。
「良男くん。」
「何?」
「お尻ペンペンに・・・少し興味があるのよね。」
「えっ!」
百合の思いがけない問いかけに良男は驚く。
「どうなの?」
「・・・え、えーと・・・どれくらい痛いのかなって思うことがあるけど・・・。」
「そう・・。」
良男の言葉を聞き、さらに百合はこんなことを言い出した。
「それだったら、その雰囲気だけでも感じてみたくはない?」
「えっ、どういうこと?」
「要するに、これからおばさんが良男くんにね、お尻ペンペンしてあげる。」
「いーっ!」
言葉にならない叫びをあげる良男。百合は話を続ける。
「といっても、本当に叩くわけじゃないの。まあ、叩く前の段階までやろうってわけ。いわゆる「お仕置きごっこ」ってとこかしら。」
「・・・・・」
百合の思わぬ提案に無言の良男。
「どうかしら?」
百合は笑みを浮かべて良男を見ながら尋ねる。良男はしばらく考えたあと、恥ずかしそうにコクリとうなずいた。
「うん!なら、そうと決まったら早速始めましょ。」
そういうと、百合は椅子から立ち上がり、良男の方へ歩き出した。
そして、椅子にすわっている良男の右側に立つ。
「じゃあ、良男くん。立ちなさい。」
百合がそう言うと良男はすっと立ち上がる。そして良男がすわっていた椅子に百合がすわり、百合の右側に良男を立たせた。
「それじゃ、ここにいらっしゃい。」
百合はそう言いながら、良男の左手をつかむとそのままおもむろに引き、自分の膝の上に誘導する。
「わっ!」
良男は驚く間もなく、百合の膝の上にうつ伏せにされた。その瞬間、良男の足は床から離れ、百合の膝の上に完全に乗っかる体勢となった。そして百合は、良男が膝の上から落ちないよう良男の背中を自分の左手で押さえた。
「・・・・・」
百合の膝の上で無言の良男。少しドキドキしている。
「さっ、お尻を出すわよ。」
そう言うと、百合は良男の半ズボンとパンツを一緒に膝上まで下ろし、良男のお尻がプリンと丸出しになった。
「まぁ、小さくて可愛いお尻ね。」
「・・・・・。」
百合が嬉しそうに言う。良男はこれまでお風呂とかで何回か百合に裸のお尻を見られたことがあるとはいえ、このような体勢で見られるのは初めてであり、恥ずかしいのか顔が赤くなっている。
「ウフフフ。」
そんな良男の表情を見て、百合は笑みを浮かべながら右手で良男のお尻をゆっくりと撫でる。
「・・・・」
じっとしている良男のお尻をしばらく撫で続ける百合。そして、
「どう、良男くん?お尻ペンペンされる体勢にされてみて?」
百合がそう尋ねると良男は小声でこう答える。
「うん。やっぱり恥ずかしいし・・・ちょっと怖い。」
「そうよね。普通だったらこれからお尻を何回も叩かれて、すごく痛い思いするんだもんね。」
そう言うと、百合は良男のお尻を撫でるのをやめ、今度はピタピタとお尻を叩き出した。良男は一瞬ドキッとする。しかし、叩くというより軽く触れる程度である。
「ほら、良男くん。お尻ペンペンよー。」
百合は笑みを浮かべながらピタピタとお尻を叩き続ける。しかし、痛みは全くなく良男の顔からも笑みが漏れる。
しかし、そんな「お仕置きごっこ」を続けてるうちに良男はこの後、ある衝動に駆られる事となる。
「それにしても、良男くんの友達も少しかわいそうね。悪い子になると、お尻を叩かれるんだもんね。」
百合はそう言いながら再び良男のお尻を撫でる。良男はじっと百合の言葉を聞いている。
「でも、良男くんは大丈夫よね。お尻を叩かれて痛い思いをしなくてもいい子になれるよね?」
「・・・・・」
優しく問いかける百合に対し、良男の返事はなく、黙りこんでいた。
「どうしたの?良男くん。」
百合は不思議そうに良男の顔をのぞきこむ。良男は何かを考え込んでいるようだ。
「おーい、良男くーん。」
百合は再度良男に呼びかけると、良男はせきを切ったようにこう言った。
「そんなことないよ。僕だってたまに悪戯したり、言う事を聞かなかったりして悪い子になるときもあるもん。でも、そのときは、おばあちゃんや先生にお小言言われて、今度はいい子になろうと思うんだけど・・・。」
「そうよね。良男くんは聞き分けがいいから、そんなことがあってもまたいい子に戻れるもんね。」
「うん・・・でもね、僕ね、お小言だけで本当にいい子になれるのかなって思うときがあるの。初めて友達がお尻ペンペンされてるのを見たとき思ったんだ。とても怖いんだけど、もし僕もあんな風にお仕置きされたらいい子になれるのかなって・・・。」
「・・・・」
良男の言葉を黙って聞く百合。そして、良男は突然こんなことを言いだした。
「それで、今日思ったんだけど・・・・もし僕がお小言だけでいい子になれなかったり、すごく悪い子になったらね・・・・百合おばさんにだったら・・・お尻ペンペンされてもいいなって・・・。」
その言葉を聞き、唖然とする百合。良男はさらに続ける。
「百合おばさんといるとね・・・この人がママだったらいいなって思ってたんだ・・・だから、僕が悪い子になったときは、百合おばさんにお尻ペンペンしてもらえばいい子になれると思うんだ。」
「・・・・」
「だから・・・これから僕が大きくなるまで、百合おばさんには僕を百合おばさんの子供と思って、いい子になるようにお尻ペンペンしたりして叱ってほしいんだけど・・・だめ?」
全てを言い終えると、良男は百合の顔を見上げた。百合はじっと黙っており、表情も真顔のままであった。
「百合おばさん?」
呼びかける良男。しばらくして、百合はようやく口を開きはじめた。
「良男くん・・・ありがとう。こんなに嬉しいこと今までなかったわ・・・。」
百合は声を詰まらせながらゆっくりと話す。
「あのね、私ね、ここへ越してきて間もない頃、主人が死んで1人になっちゃったときね、何もかもが真っ白になっちゃったの・・・。毎日がとても寂しくてね・・・何もしたくなかった・・・そんなときね、まだ小さい良男くんに会って・・・無邪気で可愛い良男くんにとても癒された気分になったの。 自分があの時子供ができていれば・・・良男くんと同じくらいの年かなって思ったりして。 それ以来、自分にもっと頑張っていこうって思えるようになれたわ。 これもみんな、良男くんに会えたおかげ。そんな良男くんにママだったらいいって言われて・・・本当に・・・嬉しい。」
百合はしみじみとそう言うと、良男の顔を見てにっこりとする。そんな百合を見て良男は少し戸惑う。そして、
「・・・良男くん。・・・本当に私でいいのかな?」
百合は良男にたずねる。
「うん!」
良男は元気よくうなずく。
「ウフフ。ありがとう、良男くん。」
百合はそう言うと、良男の頭をなでなでした。少し照れる良男。
「じゃあ、これからもよろしくね良男くん。じゃあ、もし良男くんが悪い子になっちゃったら、お望みどおりたくさんお尻ペンペンしてあげる。その時は、しっかり反省していい子になるまで許さないんだから。」
百合は満面の笑みを浮かべながら良男に言う。
「う・・うん。」
百合の言葉に少し怖がりながらも良男はコクリとうなずいた。そして、この百合の言葉により良男に更なる衝動が生まれる事となる。
しばらくの間、百合は機嫌よく膝の上にうつぶせになっている良男の尻を撫で続けていた。
やがて、そんな雰囲気の中、良男はおそるおそる百合に声を掛ける。
「あ、あの・・・百合おばさん。」
「なあに?良男くん。」
良男の呼びかけに百合は優しく返事をする。
「少し聞いてもらいたいことがあるんだけど・・・・。」
良男はなぜか小声で話しはじめる。
「いいわよ。何かしら。」
「・・・・えーとね。昨日のことなんだけど・・・・。」
「うんうん。」
「夜、おばあちゃんに「寝る前はジュースを飲むのは控えなさいね。おねしょしちゃうからね」って言われたの。でもね、僕、今までおねしょしたことないから大丈夫だと思ってジュースいっぱい飲んじゃったんだ・・・・。だけど、結局、おねしょはしなかったんだけど、今日の朝、おばあちゃんに「冷蔵庫にあったジュースがだいぶ減ってるんだけど良男が昨日飲んだのかい?」って聞かれて・・・。僕驚いちゃってね、とっさに、「昨日は飲んでないよ。朝起きてから飲んだんだよ。」って言っちゃったの。」
「・・・・」
良男はそう言い終わると、じっと黙り込んだ。しかし、百合にはどうして良男が急にこんなことを言ってきたのかを最初はわからないでいた。
しかし、それから怯えるようにチラチラ横目で様子をうかがう良男の挙動を見て百合は全てを察知した。
(もしかして・・この子。)
しばらく二人の沈黙が続く。そして、
「良男!!」
「は、はいっ!」
百合の突然の大声に良男は驚き返事をした。さらに百合の顔にはさっきの笑顔がすっかりと消えている。
「寝る前に飲み物を飲んじゃいけないって何度言えばわかるの!それだけならまだしも、飲んでいないって見え透いた嘘までついて!」
「・・・・」
百合の突然の豹変に対し、良男は震えながらじっと黙りこんでいる。
「こんな悪い子は、こうです!」
百合は、良男のお尻の上に置いていた右手を高く振り上げた。
良男はこれから百合が自分に与える行為に対し、すでに覚悟を決め、歯を食いしばっている。そして・・・


バッチーン!
「・・・ひいいっ!」
百合の平手が良男のお尻に思い切り振り下ろされる。叩く音が部屋中に響きわたる。
思わず良男は大声をあげ、お尻をくねらせた。
バシーン!バシーン!バチーン!
「・・・ひいいっ、・・・痛いっ、・・・ひええ!」
続けざまに振り下ろされる百合の平手。
良男は確信する。百合おばさんのお尻ペンペンは自分がこれまで受けたことのある様々な痛みなんかよりも、はるかに痛いものであると・・・。
バシーン!バシーン!バチーン!バチーン!
「・・・ううっ、・・・くうぅ、・・・ひいいーっ!」
言葉にならない声をあげる良男。必死になって耐え続ける。
「良男!なんでこうなっているかわかる?」
バシン!ビシッ!バチーン!バチーン!
「・・・うっ、・・・いっ、・・・ひぎーっ!」
テンポよくさらに強く叩きながら叱る百合。初めてお仕置きとしてお尻ペンペンをしているとは思えない迫力だ。
良男のお尻はすでに一面赤く染まっており、あまりの激痛に良男は体をくねらせ、足をバタバタして暴れようとするが、百合は左手で良男の背中をしっかりと押さえつけて、平然とした様子でお尻を叩き続ける。
「ママはジュースを飲んだから怒っているというわけじゃないのよ!」
ビシン!バシッ!バシーン!バチッ!バチーン!
「・・・ううっ、・・・うううっ、・・・うううえーーんっ!」
強烈な平手打ちに良男はついに泣き出した。しかし、百合はまだ手を止めようとしない。
「わかるまでお尻を叩くからね!」
残酷な百合の一言。良男は痛みと恐怖に震え、涙で顔がぐしゃぐしゃになっている。
それでもなお、百合は言葉のとおりにお仕置きを続けた。
ビシッ!バシッ!ベシッ!バチッ!ベチーン!
ビシン!ビチン!バシン!ベチン!ベシーン!
ベシッ!バシン!ビチン!ビチッ!バシーン!
バシン!ビシッ!ベチン!バチン!バチーン!
しばらく無言で叩き続ける百合。もうどれくらい叩かれただろうか。良男のお尻はいわゆる完熟トマトみたいに真っ赤に染まっていた。
「・・・・・ぃぃっ・・・・いぃぃっ・・・・ひぃぃぃっ!」
良男はあまりに強烈な連打により泣き叫び続けたため、声が少し枯れている。
「良男!どうしてお仕置きされているかわかった?」
バシッ!ビシッ!バチン!ベシン!バチーン!
百合は再度良男に問いかけながら、力を弱めることなくお尻を叩き続ける。
「・・・・・ぅぅっ・・・・うぅぅっ・・・・はぃぃぃっ!」
良男は激痛に耐えながら、声を振り絞って返事をする。
「・・そうよ。良男が嘘をついたからママはお仕置きしてるのよ。わかる?」
「・・・・・!!」
良男は激しく何度もうなずいた。それを見て百合は更に問いかける。
「もう嘘はつかないってママに約束できる?」
バチーン!バチィーン!
「ひいーっ!」
強烈な連打を良男のお尻に振り下ろす百合。良男は再び大声をあげる。
「また嘘をつくっていうなら、まだまだお尻叩くけどそれでもいい?」
バシーン!バシィーン!
「ひぎーっ!」
百合からのお仕置きに耐えながら、良男は必死に首をブンブンと振る。
「そう。じゃあ、もう一度聞くわ。もう嘘はつかないってママに約束できる?」
バッチーン!バッチーン!
「・・・ひ、ひゃい!」
良男はとびきり大きな声で返事をした。そして、それを確認してさらに百合は右手を振り上げた。
バッシィーン!バッチィーン!バッチィィィーン!
「・・・うううわあぁぁーーんっ!」
力を込めた連打の音が再度部屋中に響きわたり、良男は声を張上げた。そしてすぐさま百合は叩く手を止め、良男を膝の上から抱きあげた。
「良男くん。よくお仕置きに耐えたね。これで良男くんはまたいい子になったからね。」
百合はそう言うと、良男をぎゅっと強く胸の中に抱きしめた。
「うわーん!ママ!ごめんなさい。ごめんなさい。」
良男は百合の胸に顔をうずめ、泣きながらそう答えた。
結局、50回を超える百合の強烈なお尻ペンペンにより、良男のお尻は無残に赤紫色に腫れあがっていた。


あれから、1時間ほど経過しただろうか。
百合はその間ずっと、良男を自分の膝の上にうつ伏せにし、真っ赤に火照っている良男のお尻を冷たいタオルで冷やしていた。二人は時折笑みを浮かべながら談笑している。
「ねえ、お尻の具合はどう?」
「うん、少し楽になったけど・・・・まだ痛くて動けないかも。」
「そう。じゃあ、よかったら今日は泊まっていかない?お家の人には私がいっておくから。一晩かけて動けるようになるまでじっくり治しましょ。いい?」
「うん!」
こんな言葉が交わされている。会話は更に続く。
「それにしても、お尻、かなり腫れちゃったわね。ごめんね、良男くん。調子にのって思いっきり叩いちゃった。」
「百合おばさん、とても怖かったんだもん。すごく痛かった・・・。」
良男はそう言いながら自分のお尻をさする。
「でも、きっかけをつくったのは良男くんじゃない。あのまま終われば痛い思いなんかしないで済んだはずでしょ?
それなのに、良男くんがあんな事言うから・・・・あの雰囲気の中じゃ自然にああなるに決まってるじゃない。」
「うん・・。でも、なんか僕、あのとき変なこと考えちゃって、つい・・。」
「そうね。もともと良男くんが興味を持ってたことだったもんね。こうなるのも仕方なかったのかな。「お仕置きごっこ」が「リアルお仕置きごっこ」になっちゃったって感じね。」
「うん。すごくリアルだった。」
「ウフフ。」
「アハハハ。」
二人は自然に笑いだした。そして、百合は良男のお尻を冷やしていたタオルを一旦外し、優しくお尻を撫でながら良男に質問する。
「ねえ、良男くん。」
「なあに?」
「おばさん、もうお尻ペンペンするのやめようか?」
「えっ。どうして?」
「だって、良男くん。初めてお尻ペンペンされてどうだった?すごく痛かったでしょ。こんな痛い思いはもういやだと思ったでしょ。それだったらもうやめた方がいいんじゃないかなって私思うの。だって正直良男くんがいやだと思っていることを私もしたくないし・・・。」
そんな百合の言葉を聞き、良男はすぐさま首を振った。
「ううん。そんなことないよ。僕はいい子でいたいから。いい子になるためにはこういうことも必要かなぁと思うし・・・お尻ペンペンは確かに痛くていやだけど・・・実際にされてみて改めてみんなの前でいい子になりたいって思ったんだ。特に、百合おばさん・・・いや、百合ママの前ではね。」
良男は百合にそう答えると、百合はしばらく黙ったまま良男のお尻を撫でていた。そして、
「お尻ペンペンって本当にすごい効き目があるのね。」
「え?」
「だって、もともといい子だった子がさらにいい子になったんだもの。」
そう言って百合は優しく良男の頭を撫でると良男は照れて顔を赤くした。
「じゃ、良男くん。これからももっといい子になれるように頑張ろうね。もし、悪い子になったら・・・。」
「うん。そのときは百合ママの怖いお仕置きが待ってるからね。そうならないように絶対頑張るもん。」
「ウフフフ。これからが楽しみね。」


こうして、百合と良男の「リアルお仕置きごっこ」が始まった。